▶︎ プログラム


ワークショップ  6月23日 (土) 11:00〜18:00

認定資格基礎研修(CPCS-1-B)

講師:有住洋子 (仙台市児童相談所)他1名

 包括システムによるロールシャッハテスト認定資格(Certificate of Proficiency in the Rorschach Comprehensive System:CPCS/シーピクス)研修会を実施します。

 基礎的な施行法とコーディングを取得している事を示すレベル1(CPCS-1)を取得するために必要な単位(A・B・C・D)のうち、今回は、単位B(コーディングの基礎)が開催されます。単位Bは最後に試験があります。

 CPCS-1の取得については、詳しくは学会HPをご覧ください。

A.「アセスメントを活かす
  〜治療計画から治療介入へ」

講師:佐藤豊(防衛医科大学校)

 今回のワークショップでは、自傷を繰り返す青年期事例を素材として、アセスメント結果をどう理解し治療計画に活かしていくかについて、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。ロールシャッハテスト、MMPI、WAIS‐Ⅲを施行した事例ですが、初級・中級の方を想定するワークショップのため、ロールシャッハテストの解釈が中心となる予定です。

 治療経過を振り返りながら、時間の許す限り、アセスメント結果がどのように治療者を支え具体的な介入指針になったのか、自傷とその対策のためのヒントがアセスメント結果のどこに現れていたのか、といったことも検討していきたいと思います。

B. 「ロールシャッハテストに見る
   虐待による傷付きからの回復

講師:西田泰子
(児童心理治療施設 静岡県立吉原林間学園)

 児童心理治療施設に入所した被虐待の小学生女児の事例をとおして、入所時、1年後、4年後の知能検査やロールシャッハテスト、その他のテストに見られる 特徴とその時の子どもの表れとを繋ぎ、介入のポイントについて話し合います。3回分の検査素材を限られた時間の中で一通りみていくので、予習をお願いします。また、中上級者向けのワークショップですので、なるべく解釈やフィードバックの方法、内容の検討に時間をかけたいと思います。特に心理職以外の職種(教員、児童指導員)や保護者に理解してもらいやすいフィードバック、実際の生活に役立ててもらえるフィードバックを一緒に考えていきたいと思います。参加者同士で気軽に話し合い、アイデアを出し合う学びの場としたいので、積極的な発言をお願いします。



本体会  6月24日 (日) 9:00〜

○ 研究発表

口頭発表 >> 9:00〜10:55

ポスター発表 >> 13:00〜14:00

※発表をご希望の方は研究発表のお申し込みページよりお申し込みください。

○ 基調講演 11:00〜13:00

『ロールシャッハの今、そしてこれから』

講師:アン・アンドロニコフ(パリ・ナンテール大学名誉教授、CSIRA会長)

○ シンポジウム 15:00〜16:55

『福島の今、そしてこれから』

シンポジスト

 須藤康宏(メンタルクリニックなごみ)

 北島正人(秋田大学)

 山本佳子(いわき明星大学)

 

指定討論:アン・アンドロニコフ(パリ・ナンテール大学名誉教授、CSIRA会長)

 

※本シンポジウムは、臨床心理学関連分野に携わる方々およびその分野の大学院生も参加できるよう公開します。

▶︎ 講師紹介


アン・アンドロニコフ(Anne Andronikof)先生のご紹介

 フランスのパリ‐ナンテール大学の名誉教授であり、臨床心理学者、研究者でもあります。世界の中で包括システムをけん引するリーダーの一人であり,CSIRA (Comprehensive System International Rorschach Association)の会長と、ISR (International Society of the Rorschach and Other Projective Methods)の副会長を務められています。

これまで子どもや思春期の精神病理、認識論、精神診断学、心身相関理論、研究法といったテーマについて教育活動を行ってきています。包括システムについては、Dr. John E. Exnerから直接トレーニングを受けられ、そして同時に、投映法の精神力動的なアプローチについても精通していらっしゃいます。

多くの論文を執筆されています。主なテーマは、子どもに対する心理アセスメント、ロールシャッハの理論と臨床的使用、殺人事件における解離の役割、法廷における鑑定人のとしてのアセスメントの特殊性などがあります。

臨床心理学者としては、成人の精神科に加えて、糖尿病の子どもや思春期患者に対して、児童精神科の心理士長として勤務されていました。また、法廷における鑑定人としての経験も豊富です。そして現在は、外傷的な出来事の犠牲者となった人々(子ども、思春期、および成人)のための治療プログラムに関わられています。



懇親会 6月23日(土) 19:30〜21:30

 初日終了後に福島駅西口のザ・セレクトン福島にて、懇親会を開催します。福島の日本酒を味わいながら、全国からお集まりの皆様と親睦を深め、楽しいひとときをお過ごしください。準備の都合上、参加申込時に予約をお願いします。