▶︎ ごあいさつ


2017年12月吉日

 包括システムによる日本ロールシャッハ学会(JRSC)第24回大会を福島で開催させていただくことになりました。「福島から未来へつなぐ」というテーマのもと,包括システムや福島の現在と未来について,皆さんと一緒に考えていけるような大会にしたいと考えております。

 フランスはパリから,アン・アンドロニコフ(Anne Andronikof)先生をお招きし,基調講演で包括システムの現状と課題,そして未来についてお話いただきます。アンドロニコフ先生は,パリ‐ナンテール大学の名誉教授であり,心理アセスメント,特にロールシャッハ・テストについて数多くの研究をされています。世界の中で包括システムをけん引するリーダーであり,包括システムの国際学会であるCSIRA(Comprehensive System International Rorschach Association)の会長と,国際ロールシャッハ及び投映法学会(ISR)の副会長を務めていらっしゃいます。主な研究領域は,ロールシャッハの理論と実践に加え,子どもに対する心理アセスメント,司法領域における心理アセスメントなど幅広いテーマをお持ちです。現在は,外傷的な出来事の犠牲となった人々のための治療プログラムに関わっていらっしゃいます。基調講演,シンポジウムには逐次通訳がつきます。

 シンポジウムでは,東日本大震災から6年以上が経過した現在も,東北の現場で支援にあたっておられる3人の臨床家に福島の現状についてお話いただき,トラウマ治療について造詣の深いアンドロニコフ先生に指定討論をしていただきます。福島の今を知っていただくことで,様々なメンタルヘルスの課題についての理解が深まり,我々の関わる臨床場面におけるこれからの支援への気づきとなると思います。

 ワークショップでは,CPCS単位認定研修と,包括システムがいかに我々の道しるべとなり,支援や介入に役に立つのかを事例を通して学べる2本の解釈講座を企画しております。

 研究発表の申し込みもお待ちしています。参加者の皆さまのお力を借りて盛り上げていきたいと思っていますので,日頃から温めておられる成果をご発表ください。 詳細は随時,大会ホームページよりご案内いたしますので,そちらをご覧ください。

 懇親会では,全国新酒鑑評会で5年連続金賞を受賞している福島の日本酒をふるまう予定です。この機会に,ぜひ福島に足をお運びください。 なお,会期中は宿が取りにくくなることが予想されます。福島駅周辺で宿泊を予定される会員の皆さまは,早めに予約をされることをお勧めいたします。 大会準備委員会一同,皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

第24回福島大会

大会長 岸 竜馬